志望動機に好きだからはいらない
新卒、中途に限らず面接で必ず聞かれる質問の一つ
「弊社を志望した理由をお聞かせください」
定番ではあるものの月並みな回答になってしまったり意外に苦労する内容ではないでしょうか。
しっかり企業研究してきたこと、いかに面接企業とあなたがマッチしているか、アピールする最大のチャンスであるだけに相手に響く志望動機を準備したいところでしょう。
まず最初に言いたいのは、「志望動機に好きだからはいらない」ということ
御社の製品のファンでして・・・
昔から愛用していて・・・
業界でも御社の製品が一番・・・
もちろん面接官は自社の製品やサービスを褒められて喜びの表情を浮かべるだろう。
好印象を与えられる可能性は高い。
本当に好きなら遠慮なくアピールしても問題ありません。
しかし、無理に好きになろうとしたり、詳しいとみられるように頑張る必要はない。
なぜなら、企業は自社製品を好きな人を採用したいわけではないからです。
お客様には好きになって欲しいが、今面接官の目の前にいる人は一緒に働く仲間になるかもしれない人です。
あなたが面接官の立場にたったらどう感じるか想像してみてください。
ただ好きだからと言われても、その熱が強いほど、まだ内部のことも知らないのに、入社したら幻滅しないだろうか。。と思ってしまう面接官もいることでしょう。
まるでカッコイイから(カワイイから)好きだと異性に告白されたようで、嬉しいがカッコよくない一面を見られて嫌われるかもしれない。そもそも美しさは一生続かないと悩む美男美女もいるという話も聞きます。(都市伝説でないかと若干疑ってはいますが)
しかし、人を雇うというのは雇う人の人生と企業の将来を左右するかもしれない、非常に重いことなのです。
面接官もそのことを十分理解しているだけに、少しでも不安が残ると採用の判断を迷ってしまいます。
では企業が採用したいのはどのような人物か
それは「利益に貢献してくれる人」
これはどんな業界であろうと変わりません。
自社の製品が好きであるアピールを無理して頑張るくらいなら、貴重な面接の時間を自分が以下に利益に貢献できる人材であるかアピールしましょう。
今までの経験があなたの財産になっています。
その財産がいかに面接企業の利益に貢献できるのか。
そしてこれからその会社で何を成し得たいのか。
それが、本当に相手に響く志望動機ではないでしょうか。
こちらの欲望を満たすことではなく、
あなたと生きていきたい
あなたと明るい未来を描き、歩いていきたい
という共に生きていこうとする意思をぜひ伝えてください。
あなたにとって最良のパートナーとなる企業と巡り会えることを祈っています。
転職を決めた3つの理由
2018年 求人倍率は2倍を超えるほどの超売り手市場。
転職市場も活性化していて転職を考えている方々には追い風となっているのではないでしょうか。
はじめまして。
私は2017年に上場企業から非上場企業へ転職、
と割と思い切った転職を経験しました。
ちなみに松本市は夫婦そろって縁もゆかりもありません。(実家からも遠くなった)
そんな私が転職経験から学んだ様々なことを少しずつ書いていきたいと思います。
リーマンショック直撃、就職氷河期突入2010年の就職活動期。
売り手市場は一転、新卒市場は一気に冷え込んだ。
絶望している暇はなかった。内定を取るのに必死だった。
だがそんなことでも、働くならどこでも良いと思うことは無かった。
とにかく必死でやった結果、中規模の上場企業で内定をいだくことになった。
同期は国立大、院卒など少人数だがハイクラス学歴
(ちなみに私は普通の私立····)
そんな中で活躍しなくては!!
やっと掴んだ内定だ!!
入社してからも全力で働いた。
人間関係は良かったし、
教育もしっかりしていたので、成長も実感できた
業績も悪くない
給料もそそそこ
結婚もした
来期には昇進もほぼ確定
そんな一見すると順風満帆な社会人人生を送っていた私が、上場企業を辞め、非上場企業へ転職という道を選んだ3つの理由を解説します。
1.成長のもさしが社内にしかない
優秀かどうかは社内で相対的に評価されます。
プロジェクトをうまく進めるには社内の事情をよく理解することが必要で、
新しいことをやるよりもどれだけの仕事をこなし、どれだけうまく(荒波たてずに)回したかが重視されます。
また、成功への勝ち筋は上司(課長や部長)のたどった道がベースになります。
上司のことは尊敬していたし、とても追いつけない人だったが、時代が違う今、同じ道をたどれたとしてもその先に成功の保証はないと感じました。
今の時代の勝ち筋は、社内ではなく、世の中において価値のある人材であることだと思います。
もちろん価値ある人材になるために社内で高い評価を求めるのは必要だと思いますが、人材の価値を簡単に説明すると、
上司の利益に貢献する<会社の利益に貢献する<社会の利益に貢献する
という順になると考えています。
社会に大きく貢献しているビジネスパーソンは会社のものさしに収まらず、そのような人材になるには広い経験を積むことが近道だと考えました。
2.会社内のビジネスしかわからない
一つの会社で多様なビジネスを展開している場合は当てはまらないかもしれないが、大半の企業は業界という枠組みがあり、個人ではでできないような専門的な仕事を請け負うことで成り立っています。
会社ではたくさんの人達が分業して効率よく成果をあげ、継続的な利益を生み出すことを目的としています。
つまり経験や技術を習得してもしても、その業界での知識や経験が大きくなるだけで他の分野になれば全くの素人ということになります。
あなたの会社のビジネスは、今はまだうまく行っているかもしれない。
ただそれが定年まではたして続くだろうか。
時間は有益であり、その時間の大半を1つのことに費やすことのリスクを一度考えてみてほしい。
たった一度の人生に残された時間は有限にもかかわらず、一点集中で時間を費やす人が非常に多いのではないでしょうか。
投資においてリスク回避の基本は分散投資です。
3.ビジネスにおいて成功に最も必要な要素は”経験”と”人脈”
この内容についてはたくさん語りたいことはありますのでまた別の機会に取り上げたいと思います。
成功に必要な要素で最も大きなものは”経験”と”人脈”これに尽きる。
新しい常識やツールについていくことができなくなって、見た目もみずぼらしくなってしまったおじさんなのに、なぜか仕事では安定した数字が取れている。上司や重役から好かれている。
そんな人はいないだろうか。若い方の中には悔しく思う方もいるかもしれませんね。
なんで毎日昼寝してばかりなのに自分より給料がいいんだ!
自分のほうが圧倒的に働いているし、資料も論理的でビジュアルも見やすいし、
なんてね。
圧倒的に足りないんですよね。経験と人脈が。
私も納得するのに時間がかかりましたが、今は修行の時期だと考えています。
きっと結果は出ます。会社員の成功には多少時間がかかる場合が多いのはこのためだと思います。
もちろん、その要素をぶち抜くくらい圧倒的な仕事量やクリエイティブな領域で若くして成功をおさめる方もいます。
そういった方は圧倒的な努力や、普通の人とは違う経歴がバックボーンにあるものです。
自分は圧倒的にすごい努力家でも有能でもないので、10年後、同期たちと比べて良くて同等のレベルもしくはそれ以下といったところでしょう。
しかし、転職すれば全く別の経験と人脈を手に入れることができます。
経験や人脈の幅が広がれば、成功の幅も広がります。
とはいえ、会社を辞める際、円満退社はなかなか難しいものですよね。
しかし、せっかく築いた人脈を捨てるのも惜しい。
少しでもいいので、仲の良い人、なんでも相談できる人がいれば、退社後も連絡を取り合うことをおすすめします。年に1,2回でもいいので近況方向し合うなど、そのつながりがいつかあなたの成功に寄与することになるかもしれません。
転職は精神的にも肉体的にも負担がかかるものです。
ですが、きっとあなたのなりたい自分に近づくことができます。
自分にとってプラスになることをしっかり理解することで、自信をもって頑張ってください。
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